おかげさまで 2020/10/7 に開業1周年を迎えることができました。開業に当たり想定していた案件が消滅したり、不思議とそれを補って余りあるような案件が発生したり… ビジネスとは、多くの人々に支えられながら進むものなのだと痛感する1年でした。人に会って、話し込み、私という人間を知って頂くことで、徐々に小さな信用・信頼を醸成しながら一緒に汗を流すお仕事ですので、コロナ禍で人に会う機会が減ったのは大きな痛手です。

お金を払ってでもこの人と一緒に仕事をしたい…と思って頂けるレベルの信用を得るのは本当に大変なことです。どこの馬の骨とも分からない人間を仲間に入れるのは抵抗があることを考えれば当たり前のことなのですが、ビジネスとは、それを乗り越えていかなければならないのだと思っています。万人相手のビジネスではなく、私の考え方がお役に立つお客様との出会いを起点とするビジネス…というと何とも頑固な職人さんみたいですが、それが良いか悪いかは別として、実際そうであり、この先も変えるつもりがない…というのは困った経営者なのかもしれません。

モノづくり世界が好きです。買う・作る・育てる・売る・広める・見直す・振り返る・前を向く・違う道を探す…など、ありとあらゆる仕事が集まる世界で、材料・プロセス技術屋だった自分も、システム屋だった自分も、ファクトリーオートメーション屋、はたまた広報宣伝を担っていた自分さえも包んでくれる大きな世界です。違う見方をすれば、これら全部が揃ってモノづくり世界なのですから、このレベル・高さの視点で向き合うべき世界なのだと思っています。

そんなことばっかり言ってるから理解が難しい…と言われるのでしょうが、繋がる世界…とか言わなくても、いかなる世界も常に繋がっているわけで、意識や文化の違いを背景に、おかしな繋がり方をしているから、それぞれの間に立って互いを仲介してあげる役割が必要で、それが私の生業です。儲からない仕事だな〜と思いながらも、こうすれば良いのに…と出しゃばってしまうのは、生まれつきお節介なのかもしれませんね。さて、次の一年はどんな一年になる(する?)のかな ^^