データ活用の重要性は十分承知なのですが、データ駆動型ばかりに偏重する昨今の議論は、実際のイノベーション活動との間に距離(違和感)を感じます。プロダクトレベル、システムレベル、プロセスレベルと、それぞれの領域でイノベーションが求められるわけですが、個々の役割・立場は異なり、求められることにも違いがあります。ビジネス軍師として仕事をする中で、私自身の思考過程を纏めることで、この違和感の原因を探ってみたいと考えています。ビジネスの相手は常に “人” ですから、繋がりを作るだけでは物足りなく、その繋がりの上に「動き」を生み出すものが必要だと考えています。繋がる世界…といった “舞台” が用意されても、人を「その気にさせる取り組み」が欠けていたのでは動きが生まれないのでは? これはそんな議論です。
PDF ”イノベーションと向き合う際の思考について”
20210423_Thinking_about_facing_innovation